ガーデンコラム
COLUMN
2015.06.10
植栽・芝のお手入れ方法
2015.06.10
肥料をあげましょう
目次
植物の成育に必要な栄養素が接種できる「肥料」。
植物の元気な成育のためにも適切な栄養を補給しましょう。
植物には三大要素といわれる窒素、リン酸、カリウムが必要です。
N 窒素・・・葉や茎を育てます
P リン酸・・・花や実を付けます
K カリウム・・・根や茎を丈夫にします
肥料の成分は通常
N(5):P(3):K(1)
という表示となっています。
肥料の種類
肥料の種類には『有機質肥料』と『化成肥料』があります。有機質肥料
植物に優しくゆっくり効くものが多いです。
大きく分けて堆肥と油かすになります。
堆肥は葉などの植物を材料にしたもの、動物の鶏糞、牛糞を材料にしたものがあります。
油かすは大豆や菜種などから油をしぼった残りです。
化学肥料
ゆっくり効くものから、すぐ効くものまで種類が多いです。
液体肥料は水溶性の化学肥料です。速効性があり、追肥などに使われます。
速効性化成肥料は言葉通り速効性に優れている肥料です。
緩効性化成肥料はゆっくり溶け出して効いていきます。
施肥の方法
つぼ肥法
幹を中心に、樹冠線の下に、つぼ状の穴を掘ります。追肥などで早く吸収させたいときに行います。
表面施肥法
根元周辺に、全面的に散布する方法です。主に、化成肥料を追肥として与えるときに行います。
放射状施肥法
木が混雑しているときには、放射線状に穴を掘って行います。緩効性肥料に使う方法です。
輪肥法
樹冠線の下に深さ20~30cmの穴を円形に掘って行う方法です。春の施肥など、緩効性肥料に使います。
施肥の適期
施肥カレンダー
【12月上旬~2月上旬】
1年間の生育の基礎となる「寒肥」といわれるもので、主に有機質肥料を施します。
果樹の多くは11月です。(カンキツ類は3月)
若木ではチッ素肥料を中心に施し、花木ではリン酸肥料を混合します。
できれば、つぼ肥法でその中に施し、下草などがあって掘れない場合は、上から撒くようにします。
【5月中旬~6月下旬】
花のお礼肥をかねて寒肥より少なめに施します。このときは地面を掘らず、上からパラパラと撒きます。
ふつうの樹種は、秋口に施しすぎるとふたたび生長を始めて、冬の寒さで枝や幹が割れることがあるので、肥料のやりすぎは禁物です。また、物が腐りやすい梅雨時は有機質の肥料は避けるようにしましょう。
肥料のポイント
■鉢植え
一度にたくさん肥料を与えると根を傷めることがあります。
1回の分量を少なめに、こまめに追肥するようにしましょう。
肥料を施す場所は1回ごとに変えましょう。
■庭や畑
それほど頻繁に追肥する必要はありません。
必要な成分が自然の土に含まれているためです。
成長のようすを見ながら肥料を調整しましょう。
肥料はいろいろな種類があります。
使い方に迷いがちですが、使う場所、時期、植物によって違ってきますのでショップで確認しましょう。
また、どんな肥料でも与えすぎには注意しましょう。
注意事項をよく読んで、施肥するようにしてください。
浜松市・磐田市・袋井市・掛川市でお庭のご相談をご希望のお客様はハマニグリーンパークまでお問い合わせください。