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植物(樹木・草花)

ハウチワカエデ(ムクロジ科)

ふくよかな葉が特徴の落葉広葉樹


ハウチワカエデ

■ムクロジ科

■落葉広葉樹

開花期:5~6月頃

花 色:紅紫色

結実期:7~9月頃


木の特徴・性質

本州以北の山間に自生するモミジの仲間。
関東地方では標高1000ⅿ以上の高地に見られます。

葉は直径10cmを越すものがあり、日本では一番大きいモミジです。
天狗が持つ鳥の羽で作った団扇に似ていることが「羽団扇楓」の名前の由来。

花は目立ちませんが、赤紫の小花が垂れるように咲きます。

幹が直立しがちであることや枝葉の出方が単調であることから、本来は庭木として使用されることが少なかったが、秋の紅葉(黄葉)が美しいことから雑木の庭などで使われるようになりました。

紅葉は場所や固体によって色が微妙に異なり、環境が良ければ非常にカラフルで見事な景観となります。
4月から5月にかけて咲く花は、雄花と両性花が混ざった紅白色で、モミジの仲間とは思えないような様相を呈する。


育て方のポイント

◆自然環境ではブナなどの陰になるような場所でも見られます。
 陽射しが強すぎる場所では葉焼けが起きるため、半日陰程度の場所が良いです。
 都市部ではカラフルな紅葉(黄葉)を見るのが難しく、黄色一辺倒になりやすいです。

◆狭い庭では同じような性質で、より小さな葉をもつコハウチハカエデが向いています。


病害虫について

風通しの悪い場所ではアブラムシやカイガラムシの被害が見られます。

【アブラムシ類】
あらゆる植物に寄生します。
体長は2~4mm程度の小さな虫ですが、繁殖力が旺盛で、汁を吸って害を与えます。
新葉をまいてしまう種類もいます。
またウイルス病の媒介をしたり分泌物でアリを誘引したりします。

【カイガラムシ類】
庭木や果樹などに寄生しておおきな被害を与えます。
排泄物によりすす病こうやく病などの病気を誘発します。
成虫は防除が難しくなるため、比較的退治しやすい幼虫期(主に5~7月)の薬剤散布が決めてです。


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