開花期は6~7月。
ツバキに似た白い花を咲かせます。
ナツツバキに比べるとかなり小型ですが、茶花に人気があります。
木肌が滑らかで光沢があり、秋の紅葉も美しいです。
数株を寄せ植えにして、株立に仕立てたものは成長が遅めで樹形を維持しやすいので狭い庭にも向いています。
土の乾燥を受けやすく、強い日射を受けると葉が日焼けすることがあります。
◆放任してもひどく乱れる樹形にはならない樹木です。
刈り込みはせず、自然に伸ばすことが望ましいでしょう。
◆剪定
剪定をする場合は落葉期に行います。
自然な分枝の流れをつくることを心がけ、やわらかい枝条を生かすように全体をすかす剪定が基本です。
萌芽力が弱いので、大枝など強い整枝や剪定、枝先を途中まで切り詰める剪定は避けましょう。
◆肥料
元気のないときに追肥をする程度です。
根元のまわりに堆肥や腐葉土を埋めて土質を改良します。
ツバキ科なのでまれにチャドクガがつく恐れがあります。
発生したら、幼虫が密集している枝を切りとり焼却します。
【チャドクガ】
毒針毛があり触ると激しいかゆみに襲われるので注意をしてください。
春と秋に発生します。