ガーデンコラム
COLUMN
2018.06.15
金松
2018.06.15
エクステリア資材・ガーデン商品のお手入れ
目次
汚れを落とすには?
泥やほこり等がコンクリート商品やレンガ・石材等の表面に付着し、そこに雨水等の水分がかかり泥やほこりと共に浸透し定着することで汚れとなります。また、カビ、苔が繁殖して黒ずみになり、汚れと認識されることもあります。
汚れや黒ずみは、除去剤や高圧散水にて洗い流すことができます。また、施工後に吸水防止剤を塗布しておくと、要因の一つである水分をはじき、汚れや黒ずみの発生を抑制し、長期間、施工当初の美しい外観を保てます。
※高圧散水により意匠を損なう可能性のあるモノもありますのでご注意ください。
サビを防ぐには?
コンクリート商品やレンガ・石材等の内部に含まれる鉄分が湿気や雨水の影響によりサビとして現れる場合や、表面に付着した金属分・塩分・油脂分・汚れ等が湿気や雨水の影響を受けてサビとなる場合があります。
防止対策として、サビの要因である水分を抑制する吸水防止剤を塗布いただくことをお勧めします。
また、発生したサビは、サビ除去剤を用いると取り除くことができます。
「白華」とは?
施工後のコンクリート商品やレンガの表面に、白い粉状の物質が付着する現象を「白華」(エフロレッセンス)と呼びます。これは、セメントに含まれるアルカリ・カルシウム成分が雨等で染み込んだ水分によって表面に露出し結晶化する自然現象であり、発生を完全に抑止する方法はありません。特に、冬季や湿度が高い環境では発生しやすくなります。
白華は製品上の欠陥ではなく、耐久性を損なうものではありません。
美観上気になる場合は、コンクリート商品やレンガへの水の進入を防ぐ抑制剤の使用をお勧めします。
施工後に「白華」が発生したら
発生した白華を除去するには除去剤にて処理して下さい。処理後、長期耐久性の向上や汚れ防止・白華抑制のために、吸水防止剤を塗布することをおすすめいたします。目地からの白華発生による製品への影響を防ぐため、目地には白華抑制剤の使用を推奨いたします。
ステンレス
光沢を保つため、時々乾いた布で拭いて下さい。
油汚れ等は水で薄めた中性洗剤を布に染み込ませ、軽く拭き取って下さい。
最後に、水で濡らした布や乾いた布等で、洗剤や水分を取り除いて下さい。
※表面を傷つけたり、光沢やヘアラインを損なう恐れがありますので、
研磨剤入りのクレンザー等での清掃は行わないで下さい。
傷により酸化被膜が剥がれると錆の原因となることもあります。
※使用状況や環境条件、経年によって、錆が発生する可能性があります。
特に工場地帯等の異種金属(鉄粉など)が付着するような場所や、
交通量が多く排気ガスを多く受ける場所、海岸地帯など塩分が付着するような場所は、
スチール、アルミ、ZAM(高耐食溶融めっき鋼板)
質感を保つため、時々乾いた布で拭いて下さい。
また軽度の汚れ等は、水で軽く洗い流して下さい。
油汚れ等には中性洗剤を布に染み込ませ、軽く拭き取って下さい。
最後に、水で濡らした布や乾いた布等で、洗剤や水分を取り除いて下さい。
※表面を傷つける恐れがありますので、研磨剤入りのクレンザーなどでの
清掃は行わないで下さい。
※使用状況や環境条件、経年によって、錆が発生する可能性があります。
特に工場地帯等の異種金属(鉄粉など)が付着するような場所や、
交通量が多く排気ガスを多く受ける場所、海岸地帯など塩分が付着するような場所は、
ガラス
光沢を保つため、時々乾いた布で拭いてください。
油汚れ等はぬるま湯で硬く絞った柔らかい布を使うときれいに拭き取れます。
それでも拭き取れない強い汚れは、ガラス専用のクリーナーや中性洗剤を使い、最後に乾拭きをして、水分や洗剤を取り除いてください。
陶磁器・タイル
乾いた布で軽く拭いて下さい。
GRC(ガラス繊維強化セメント)
ガラス繊維で補強したセメントモルタルで、軽量で耐久性の高い材質です。
汚れた場合は、雑巾で水拭きするか、スポンジで水洗いして下さい。
汚れがひどい場合は、中性洗剤を使い、洗浄後は洗剤をしっかり洗い流して下さい。
※毛の硬いデッキブラシなどは表面を傷つけますので、使用しないで下さい。
木材・プラスチック再生複合材(樹脂木)
木材とプラスチックを配合した、腐食しにくい素材です。
表面の汚れ等は、水で軽く洗い流して下さい。
WRITER 金松 純也
エクステリアアドバイザー
保有資格
1級エクステリアプランナー
ブロック塀診断士
ご要望に合わせたより良いプランを親身になって提案させていただきます!お気軽にご相談ください。