木の特徴・性質葉は濃いグリーンで光沢があり、春にスズランのようなつぼ形の花を房状にたくさんつけ、満開時期は花穂が樹を覆うように咲き誇ります。新芽はやわらかな光沢のある赤色で花と同じくらい美しいです。
万葉集にもその名が登場するほど古くから日本の庭に使われて来ました。灯篭や庭石の傍に植えるのが最も似合う植え方なのだとか。
そんな和風の庭に使われるイメージが強い馬酔木ですが、花も葉も明るめの色合いなので洋風の庭にも違和感なく使うことができます。
庭木のほかに生垣や盆栽など鉢植えにしても楽しめますよ♪
ただし、綺麗な花にはトゲがある・・・ならぬ毒があります。「馬酔木(あせび)」と書くのはアセビトキシンと言う有毒物質を持ち、馬が食べると神経が麻痺し酔った状態になることに由来しています。
また、「悪し実」(あしみ)から転じたとする説もあり、アセビの落ち葉には他の植物の成長を抑制する物質が含まれており、アセビの下では他の植物が育ちにくくなります。
毒があると聞くと、少し恐ろしい印象を持ちますが・・・この性質を利用して、かつてはアセビの葉を煎じ、畑などに散布し、殺虫剤として使われていたそうです。
育て方のポイント
・半日蔭が適地ですが、日陰でも育ちます。(ただし、花数が少なくなり、葉がいたむことがあります。)
・水やり・・・植え付け直後と夏の高温時にはたっぷりと水を与えてください。
・剪定・・・開花後、なるべく早い時期にかるく刈り込み、樹形を整えてください。また、枯れ枝や重なり合った枝は剪定し、風通しをよくしましょう。
・肥料・・・花が終わり、新芽が伸び出す前の3月下旬~4月上旬頃に緩効性化成肥料を施します。また、涼しくなる9月下旬~10月下旬頃に、春と同様の肥料を半量施します。
半日蔭を好む馬酔木は、庭の名脇役としてさりげない彩りをお庭に与えてくれます。
ハマニグリーンパークの展示場でも、主張し過ぎることなく、さりげなく花を咲かせ、春の訪れを告げていました。
意識しないとついつい見落としてしまいそうですが、是非ハマニグリーンパークの展示場にお越しの際には探してみてください。
以下の場所で、馬酔木が植えられています。
・ウェルカムエリア 門を潜ったすぐの左手側
・ウォーターガーデンエリア
・和風庭園エリア
(展示場案内マップ参照←クリック)
他にも3月開花期の植栽には
・アンズ(3~4月)
・ウメ(2~3月)
・ハクモクレン(3~4月)
・ヒイラギナンテン(開花期:3月)
・ベニバナトキワマンサク(開花期:3~5月)
・ユキヤナギ(開花期:3~4月)
などがございます。
またおいおい、このブログでご紹介していけたらと思います。
そして次回の植栽紹介は4月が見ごろの人気の植栽をご紹介しますのでお楽しみ!
弊社では植栽工事も請け負っております。
お気軽にご相談くだい。
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